ニューズレター第22号(2014年)

6月 1st, 2014

2014年度のニューズレターです。

ニューズレター第22号(pdfファイル)

『フランス語学研究』48号目次

6月 1st, 2014

論文
 フランス語の心理・感覚動詞再考 ― 心理・感覚の主体とは何か?(川上夏林)
 <voilà+名詞句+関係節>構文をめぐって ― 先行場面とスキーマ化されたシナリオ(津田洋子)
 半過去を支える解釈領域 ― 視野狭窄の半過去を中心に(東郷雄二)
 ÇAを主語とする発話と認知モード(春木仁孝)
論評
 En attendantについて(渡邊淳也)
新刊紹介
フランス語質問箱
 作者の声と現場の声(阿部宏)
 Je ne descends pas mais je descendrai:未来を表す動詞形(小熊和郎)
 タイトルに表れる数詞と冠詞の関係 ― Les Trois SœursQuatre sœurs(小田涼)
 未来のことなのに大過去?(曽我祐典)
 Erreur ou faute(中尾和美)
 Ne dites pas : « Il est un… », mais dites : « C’est un… »(西村牧夫)
談話会・シンポジウム報告
 認知言語学の功罪
 訳すということの多面性
国際研究会報告
例会報告
雑誌論文目録
修士・博士論文目録
研究企画募集のお知らせ
新入会員名簿
日本フランス語学会会則
著作権について

2014年談話会のご案内

5月 8th, 2014

日時:7月19日(土)15:00-18:00
会場:明治学院大学 白金キャンパス 本館3階 1359教室
*例会と会場が異なります.ご注意ください.

有契性か恣意性か―オノマトペと音象徴―

◊ パネリスト
泉  邦寿 (上智大学名誉教授) 「有契性と恣意性の間-オノマトペと意味の度合-」
篠原和子 (東京農工大学) 「音象徴にみる音と意味の動機づけ」
秋田喜美 (大阪大学) 「オノマトペの言語的統合性」

発表要旨

◊ 司会
石野好一(愛知県立大学)

参加無料、当学会員でない方も参加自由です.多数の方々のご参加をお待ちしております.

(世話人 須藤佳子・田原いずみ)

2014年度シンポジウムのご案内

4月 22nd, 2014

自由間接話法

―フランス文学、フランス語学、ドイツ語学の観点から―

日時:2014年5月24日(土)10:00-12:00
会場:お茶の水女子大学 共通講義棟1号館304
(キャンパスまでのアクセスはこちらをご覧下さい。)

申し込み:不要(直接会場にお越し下さい。)
参加費:無料

パネリスト:

赤羽研三(上智大学)「小説における自由間接話法」
阿部宏 (東北大学)「疑似主体現象としての自由間接話法」
三瓶裕文(一橋大学)「心的視点性と自由間接話法の機能について ― ドイツ語の場合」

企画・司会:平塚徹(京都産業大学)

各発表の要旨は以下をご覧下さい。

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第2次研究促進プログラムのご案内

3月 16th, 2014

 日本フランス語学会では、2008年から2010年にかけて実施された第1次研究促進プログラム「ことばを(で)遊ぶ」に続く第2次の研究促進プログラムとして、このたび、「パロールの言語学」と題して研究グループをつくり、研究会を実施するとともに、論集の刊行を目指すこととなりました。以下の趣意をご覧になり、参加ご希望の方は、あとの参加者募集要項にしたがって応募してくださいますよう、お願いいたします。

題目:「パロールの言語学」

趣意:20世紀を通して、言語体系、構造を探求する「ラングの言語学」がとりわけ進展し、多くの成果をあげてきたことはよく知られている。その一方で、1970年代以降は、「ラングの言語学」においては往々にして夾雑物としてうち捨てられてきた、言説のなかでの言語の実現形態の多様性を重視する研究もなされてきた。また、近年さかんになったステレオタイプ理論やコロケーション研究、さらには認知言語学における用法基盤モデルなどの成果を参照するならば、言語は規則にもとづく推論によってではなく、記憶にもとづく模倣によってなりたっていることが理解できる。すなわち、「ラングがパロールとして実現する」というのは、前後関係としては擬制的な理解であって、使用の経験の蓄積のなかにこそラングが見いだされうる、というのが実情である。いま、「パロール」にとりわけ重点をおく研究をさらに推進する価値はますます高まってきていると考える。より具体的にいうと、以下にあげるような領域の研究がかかわってくると思われる。ただし、下記の研究内容は単なる例示であり、実際にはこのわく組みで多様な研究が可能である。

  • 談話分析・テクスト言語学的研究:ディスクール志向の研究、諸言説ジャンルの研究など
  • 会話分析・社会言語学的研究:ポライトネス、社会的直示、対話理論にもとづく研究など
  • 話しことばの研究:談話調整辞、プロゾディー、ジェスチャー、話しことばと書きことばの比較など
  • 発話行為にかかわる研究:発話動詞の研究、発話操作の痕跡としての諸表現の研究など
  • 発話文連鎖の態様とその慣習化にかかわる研究:コロケーション研究、論証理論、ステレオタイプ理論など
  • ラングとパロールの差異と相剋にかかわる研究:音声学と音韻論、語用論と意味論のインターフェイスの研究、ソシュール研究など
  • 歴史的研究:新たな言語慣用が規範化する過程の研究など

<参加者募集要項>
研究促進プログラムへの参加希望者は、氏名、所属、連絡先メールアドレスを明記のうえ、研究題目ならびに研究概要をdocまたはdocx形式で1000字以内(使用言語は日本語またはフランス語)にまとめ、日本フランス語学会事務局(メールアドレス:belf-bureauアットマークcl.aoyama.ac.jp)に電子メールの添付ファイルで送ってください。受付期間は2014年6月1日から6月30日(必着)とします。

応募資格は日本フランス語学会の会員であることですが、現在会員でない方も、プログラムへの参加希望と同時に入会手続きを開始してくだされば応募可能です。

応募者には、2014年7月末までに審査結果を通知します。研究テーマが採用された参加者は、2015年9月末までに、フランス語学会例会、研究促進プログラム主催の研究会、または関連する学会・研究会のいずれかで、プログラム内での研究課題について口頭発表をすることが求められます。また、2016年刊行予定の論集に論文を投稿することができます。論文は査読により掲載の可否が決定されます。

よびかけ人:川島浩一郎(福岡大学)
塩田明子(慶應義塾大学非常勤)
渡邊淳也(筑波大学)

2014年度例会発表者募集

12月 7th, 2013

2014年度例会の発表者を募集します。例会日時・会場等につきましては下記「2014年度例会予定」をご覧ください。

発表時点で日本フランス語学会の会員であれば、どなたでも発表することができます。審査はありません。

共同発表の場合は、筆頭発表者 (ファーストオーサー) が日本フランス語学会会員であれば発表することができます。

発表をご希望の方は、下記アドレスまでどしどしお寄せください。

発表時期等につきましては個別にご相談させていただきます。

その他、「こんなテーマでもよいのだろうか?」など、ご不明な点がありましたら、どんなことでもご遠慮なく下記アドレスにお尋ねください。

多くの方のご応募をお待ちしております。

酒井 智宏 (例会運営担当 / 早稲田大学文学学術院)
t-sakai(a)waseda.jp
※ (a)を@に置き換えてください。

 

2014年度例会予定

12月 7th, 2013

日本フランス語学会では、毎年4月から12月まで (7月と8月を除く) 月一回、原則として土曜日15:00-18:00に例会を開いています。一回の例会では通常二人の方が研究発表を行います。
例会案内はこのホームページによる他、メーリングリスト frenchling でも配信しています。

例会はフランス語学会の会員以外の方でも、自由に来聴することができます。入場も無料です。みなさまのご参加をお待ちしております。

会場:  早稲田大学文学学術院 (戸山キャンパス)
アクセス:
地下鉄東京メトロ 東西線  早稲田駅  徒歩3分
副都心線  西早稲田駅  徒歩12分
JR山手線/西武新宿線  高田馬場駅  徒歩20分

発表のご希望やその他例会に関するお問い合わせ:
酒井 智宏 (例会運営担当 / 早稲田大学文学学術院)
t-sakai(a)waseda.jp
※ (a)を@に置き換えてください。


第291回例会 2014年4月19日(土) 15:00-18:00
※ 終了しました。(参加者22名)
会場:  早稲田大学文学学術院 (戸山キャンパス)  33号館16階第10会議室

(1)  田代 雅幸 (筑波大学大学院)

「副詞句 au contraire の用法について」発表要旨

司会: 酒井 智宏 (早稲田大学)


第292回例会 2014年5月10日(土)
 15:00-18:00
※ 終了しました。(参加者27名)
会場:  早稲田大学文学学術院 (戸山キャンパス)  39号館5階第5会議室

(1)  山本 大地 (福岡大学)

「法形容詞 pur (vrai, simple) に関する考察」発表要旨

(2)  渡邊 淳也 (筑波大学)

「単純未来形と迂言的未来形」発表要旨

司会: 守田 貴弘 (東洋大学)


第293回例会 2014年6月21日(土) 15:00-18:00
※ 終了しました。(参加者32名)
会場:  早稲田大学文学学術院 (戸山キャンパス)  36号館6階682教室

(1)  新田 直穂彦 (東北大学大学院)

「与格代名詞luiと中性代名詞yとの対立: ajouter, donner の構文を中心に」
発表要旨

(2)  フランス・ドルヌ (青山学院大学)

「”Je monte, je valide” ou l’énonciateur fantôme」Résumé

司会: 酒井 智宏 (早稲田大学)


第294回例会 2014年9月27日(土) 15:00-18:00
※ 終了しました。(参加者20名)
会場:  早稲田大学文学学術院 (戸山キャンパス)  36号館6階681教室

(1)  川上 夏林 (京都大学大学院)

「フランス語の心理・感覚動詞の意味構造と内的経験の事態認知パタンについて」発表要旨

司会: 守田 貴弘 (東洋大学)


第295回例会 2014年10月18日(土) 15:00-18:00
※ 終了しました。(参加者23名)
会場:  早稲田大学文学学術院 (戸山キャンパス)  33号館16階第10会議室

(1)  岸本 聖子 (立命館大学)

「法助動詞 devoir と pouvoir の陳述に関わる意味効果—語用論的観点からの分析—」発表要旨

(2)  秋廣 尚恵 (東京外国語大学)

「Corpus driven による文法記述の試み―会話コーパスに現れる理由を表す

従属節について―」発表要旨

司会: 酒井 智宏 (早稲田大学)


第296回例会 2014年11月8日(土) 15:00-18:00
※ 終了しました。(参加者2
5名)
会場:  早稲田大学文学学術院 (戸山キャンパス)  33号館16階第10会議室

(1)  渡邉 修吾 (獨協大学大学院)

「« C’est alors qu’apparut le renard » : 場面の転換を表す分裂文」発表要旨

(2)  津田 洋子 (京都大学大学院)

「現象文〈 Le facteur qui passe ! 〉について―VOILA <名詞句+関係節> との比較をもとに」発表要旨

司会: 守田 貴弘 (東洋大学)


第297回例会 2014年12月6日(土) 15:00-18:00
※ 終了しました。(参加者35名)
会場:  早稲田大学文学学術院 (戸山キャンパス)  33号館16階第10会議室

(1)  本間 幸代 (国際学院埼玉短期大学非常勤)

「par terreについて― à terreとの比較を中心に」発表要旨

(2)  春木 仁孝 (大阪大学)

「toutの強意用法について」発表要旨

司会: 酒井 智宏 (早稲田大学)

 

「執筆要項補遺」について

10月 25th, 2013

10月16日の投稿にあるように「執筆要項補遺」を変更したのですが、旧バージョンへのリンクが残っていました。「40字×40行」となっているものは旧バージョンですので、ご注意ください。現在は、新バージョンへのリンクに改めてあります。

投稿規定の変更について

10月 16th, 2013

日本フランス語学会誌『フランス語学研究』の「投稿規定」は,今春変更され,ただいま原稿募集中の『48号』から,学会ホームページにあるフォーマットを使って原稿を作成していただくことになっています.

新しい「投稿規定」およびそれに伴う新しい「執筆要項」はすでに,前『47号』に掲載しております.

今回,遅ればせながら,フランス語学会のホームページの「投稿規定」「執筆要項」および「執筆要項補遺」の記述も修正いたしました.万一,以前のホームページの記述に従って40字×40行で投稿原稿を作成している方がいらっしゃいましたら,それは新投稿規定と異なりますので,ご注意ください.

ホームページの記述修正およびお知らせが遅れましたことをお詫び申し上げます.『48号』へふるって投稿くださいますよう,よろしくお願いします.

ニューズレター第21号(2013年)

10月 10th, 2013

2013年度のニューズレターです.

ニューズレター第21号(pdfファイル)